Blender : Add-on取説 ~ KJ Shape Key Current Value Tools ~ 現在の全Shape Key状態を1つのshape keyに詰め込む

Cropped d4cd7ac1381dc72b731d1c4cdf542dd3.png

操作例

例:顔の表情を1つにまとめる

Pack前

Shape KeyValue
Smile0.35
Eye_Close_L0.20
Eye_Close_R0.20
Mouth_Open0.15

この状態でPackすると、現在の顔の表情が1つのShape Keyになります。

Pack後

Shape KeyValue
Smile0.00
Eye_Close_L0.00
Eye_Close_R0.00
Mouth_Open0.00
Packed_Current_All1.00

この状態では、Packed_Current_Allだけで元の表情を再現します。

再調整時

Restoreを実行すると、次の状態に戻せます。

Shape KeyValue
Smile0.35
Eye_Close_L0.20
Eye_Close_R0.20
Mouth_Open0.15
Packed_Current_All0.00

ここから、たとえばSmileだけ0.45に変更して、再度Packできます。


注意点

1. Shape Key名を変更すると復元できない場合がある

復元記録はShape Key名で管理しています。
そのため、Pack後に元Shape Keyの名前を変更すると、Restore時に見つけられない場合があります。

2. 元Shape Keyを削除すると復元できない

記録されるのはShape KeyのValueです。
Shape Keyそのものを削除した場合、そのShape Keyは復元できません。

3. Shape Keyの形状自体を編集した場合、完全復元にはならない

このAdd-onが記録するのはValueです。
頂点座標の完全バックアップではありません。

そのため、Pack後に元Shape Keyの形状自体を編集した場合、Valueを戻してもPack前と完全に同じ見た目にならない可能性があります。

4. Packed Shape Keyと元Shape Keyを同時に有効にすると二重変形になる

Pack後に元Shape KeyのValueを戻し、さらにPacked Shape Keyも1.0のままにすると、変形が二重にかかります。

再調整時は、通常次の状態にします。

Packed Shape Key = 0.0
元Shape Key群 = 記録されたValue

5. 頂点数が変わる編集には注意

Shape Keyは同じ頂点構造を前提に動作します。
Shape Key作成後に頂点追加・削除などを行うと、Shape Keyの整合性が崩れる可能性があります。


ボタン一覧

ボタン機能
Active Current Value -> New Shape Key選択Shape Keyの現在Value状態を新規Shape Key化
Active Current Value -> Basis / Keep Residual選択Shape Keyの現在Value分をBasisへ反映し、元Keyは残す
Active Current Value -> Basis / Delete Active選択Shape Keyの現在Value分をBasisへ反映し、元Keyを削除
Current Mix -> New Shape Key全Shape Keyの現在ミックス状態を新規Shape Key化
Pack All Current Values -> New Shape Key全Shape Keyの現在Value状態を1つの新Shape Keyに統合し、元Valueを記録
Restore Source Values from Active Packed Key選択Packed Keyに保存された元Valueを復元
Copy Stored Source Values保存された元Shape Key名とValueをクリップボードへコピー

まとめ

KJ Shape Key Current Value Toolsは、Shape Keyの現在Value状態を柔軟に扱うためのAdd-onです。

特に重要なのは、全Shape Keyの現在状態を1つの新しいShape Keyに統合し、さらに元のValue状態も記録・復元できる点です。

これにより、次のような作業がしやすくなります。

  • 複数Shape Keyを組み合わせた表情を1つのShape Keyにまとめる
  • Pack後に元Shape KeyのValueを忘れずに再調整する
  • 中間ValueのShape Keyを新規作成する
  • Value=1.0では強すぎる変形を、現在ValueのままBasisへ反映する
  • 作業履歴として、どのShape Keyがどの程度使われていたか確認する

Shape Keyを多用する顔モデリング、まぶた調整、口形状、黒目スクリーン、補正Shape Key管理などで有用です。


参考文献・出典

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA