操作例
例:顔の表情を1つにまとめる
Pack前
| Shape Key | Value |
|---|---|
| Smile | 0.35 |
| Eye_Close_L | 0.20 |
| Eye_Close_R | 0.20 |
| Mouth_Open | 0.15 |
この状態でPackすると、現在の顔の表情が1つのShape Keyになります。
Pack後
| Shape Key | Value |
|---|---|
| Smile | 0.00 |
| Eye_Close_L | 0.00 |
| Eye_Close_R | 0.00 |
| Mouth_Open | 0.00 |
| Packed_Current_All | 1.00 |
この状態では、Packed_Current_Allだけで元の表情を再現します。
再調整時
Restoreを実行すると、次の状態に戻せます。
| Shape Key | Value |
|---|---|
| Smile | 0.35 |
| Eye_Close_L | 0.20 |
| Eye_Close_R | 0.20 |
| Mouth_Open | 0.15 |
| Packed_Current_All | 0.00 |
ここから、たとえばSmileだけ0.45に変更して、再度Packできます。
注意点
1. Shape Key名を変更すると復元できない場合がある
復元記録はShape Key名で管理しています。
そのため、Pack後に元Shape Keyの名前を変更すると、Restore時に見つけられない場合があります。
2. 元Shape Keyを削除すると復元できない
記録されるのはShape KeyのValueです。
Shape Keyそのものを削除した場合、そのShape Keyは復元できません。
3. Shape Keyの形状自体を編集した場合、完全復元にはならない
このAdd-onが記録するのはValueです。
頂点座標の完全バックアップではありません。
そのため、Pack後に元Shape Keyの形状自体を編集した場合、Valueを戻してもPack前と完全に同じ見た目にならない可能性があります。
4. Packed Shape Keyと元Shape Keyを同時に有効にすると二重変形になる
Pack後に元Shape KeyのValueを戻し、さらにPacked Shape Keyも1.0のままにすると、変形が二重にかかります。
再調整時は、通常次の状態にします。
Packed Shape Key = 0.0
元Shape Key群 = 記録されたValue
5. 頂点数が変わる編集には注意
Shape Keyは同じ頂点構造を前提に動作します。
Shape Key作成後に頂点追加・削除などを行うと、Shape Keyの整合性が崩れる可能性があります。
ボタン一覧
| ボタン | 機能 |
|---|---|
| Active Current Value -> New Shape Key | 選択Shape Keyの現在Value状態を新規Shape Key化 |
| Active Current Value -> Basis / Keep Residual | 選択Shape Keyの現在Value分をBasisへ反映し、元Keyは残す |
| Active Current Value -> Basis / Delete Active | 選択Shape Keyの現在Value分をBasisへ反映し、元Keyを削除 |
| Current Mix -> New Shape Key | 全Shape Keyの現在ミックス状態を新規Shape Key化 |
| Pack All Current Values -> New Shape Key | 全Shape Keyの現在Value状態を1つの新Shape Keyに統合し、元Valueを記録 |
| Restore Source Values from Active Packed Key | 選択Packed Keyに保存された元Valueを復元 |
| Copy Stored Source Values | 保存された元Shape Key名とValueをクリップボードへコピー |
まとめ
KJ Shape Key Current Value Toolsは、Shape Keyの現在Value状態を柔軟に扱うためのAdd-onです。
特に重要なのは、全Shape Keyの現在状態を1つの新しいShape Keyに統合し、さらに元のValue状態も記録・復元できる点です。
これにより、次のような作業がしやすくなります。
- 複数Shape Keyを組み合わせた表情を1つのShape Keyにまとめる
- Pack後に元Shape KeyのValueを忘れずに再調整する
- 中間ValueのShape Keyを新規作成する
- Value=1.0では強すぎる変形を、現在ValueのままBasisへ反映する
- 作業履歴として、どのShape Keyがどの程度使われていたか確認する
Shape Keyを多用する顔モデリング、まぶた調整、口形状、黒目スクリーン、補正Shape Key管理などで有用です。


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