序論
KJ Eye Through Hairは、アニメやイラストでよく見られる「前髪の向こう側にある目や眉が、髪越しに見えているように表現される演出」を、Blender上で再現するためのAdd-onです。キャラクターの目や眉に相当するObject、またはObject内のVertex GroupをTargetとして指定し、その形状を前髪側のObjectへ投影することで、髪に隠れている部分だけを視線方向に応じて見せることができます。単純な円形や楕円形のマスクではなく、指定したMesh Surfaceを利用できるため、目や眉の実際の形状に沿った自然な見え方を作りやすいことが特徴です。
前髪として使用するOccluder Objectは1つに限定されず、複数登録できます。前髪が複数のMeshに分かれているキャラクターや、左右の髪、髪飾り、別パーツとして作られた毛束などにも対応できます。また、Target側も複数のVertex Groupを登録できるため、左目、右目、左眉、右眉といった部位を個別に管理できます。Target Objectの移動、回転、拡大縮小にも追従し、Shape KeyやArmature、Modifierによる形状変化にも対応します。
表示判定は3D ViewportやCameraからの視線を基準に行われ、Targetが実際に前髪の後ろにあるときだけReveal処理が働きます。さらに、現在の視点や位置関係から投影に影響しないTargetはBroad-phase Cullingによって処理を省略し、不要な更新を抑える仕組みも備えています。キャラクター表現でよく使われる「髪で隠れているのに目や眉だけは見せたい」という演出を、手作業でMaterialやMaskを作り込むことなく管理しやすくするAdd-onです。
Documentation Version:v1.0
Add-on Version:v0.3.6
対応:Blender 5.1 / 5.2
N-menu:KJ Eye Through Hair
Category:3D View
更新日:2026年9月13日



概要
KJ Eye Through Hairは、Target Object上のVertex Groupで指定した実際のMesh Surfaceを、現在の3D Viewportまたはレンダー視線に沿って、Occluder Object越しに見えるようにするBlender Extensionです。
代表的な用途は、髪の毛などの前景Meshの後ろにある目や眉を見せる表現です。ただし、特定の人体部位専用ではなく、Target Object、Vertex Group、Occluder Objectの組み合わせとして一般化されています。
主モードでは、Target Vertex Groupに含まれる評価済みMesh Surfaceを直接使用します。円や楕円などの疑似的なShapeへ置き換えるのではなく、実際のTarget Surfaceを投影判定に使用します。
v0.3.6では、複数Target Object、複数Target Vertex Group、複数Occluder Objectに対応しています。

主な機能
複数のTarget Objectを登録できます。
各Target Objectには複数のTarget Vertex Groupを登録できます。
同じ名前のVertex Groupが別Objectに存在しても、それぞれ独立したTargetとして管理されます。
複数のOccluder Objectへ同じReveal処理を適用できます。
「1-Vertex Group Surface」では、Vertex Groupに対応する実際のMesh Triangleを使用します。
Target ObjectやTarget Vertex GroupごとにON/OFFできます。
Target Objectの移動、回転、拡大縮小へ高速追従します。
Shape Key、Armature、ModifierなどによるMesh変形にも対応します。
TargetがOccluderへ影響しない場合は、Broad-phase Cullingによって不要な処理を省略します。
Shared Materialの分離とEEVEE Dithered設定はLive切替できます。
Solid ViewportではTarget Surfaceの補助Overlayを表示できます。
従来のLegacy Reveal Regionsも互換機能として残されています。
対応環境
KJ Eye Through Hair v0.3.6は、Blender 5.1.0以上を最小要件としています。
主な対象VersionはBlender 5.1および5.2です。
UIに「TARGET VERSION – RUNTIME UNVERIFIED」と表示される場合がありますが、これは実行エラーを意味するものではありません。
Blender 5.1 / 5.2を対象Versionとしているものの、Add-on内部の自動Verified登録が設定されていないことを示す情報表示です。

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