blender – BlenderでMirrorしたキャラクターの中心線をきれいに保つ方法 [2026/04/26]

Cropped d4cd7ac1381dc72b731d1c4cdf542dd3.png

6. すでに中心線が凸凹している場合の修正

すでに中央の頂点がずれている場合、Clipping と Merge を有効にするだけでは、完全には直らない場合があります。

その場合は、一度中心線の頂点を選択して、X=0 にそろえます。

方法1:スケールでそろえる

編集モードで中心線の頂点を選択し、次の操作を行います。

S → X → 0

これにより、選択した頂点の X方向の幅が 0 になり、一直線にそろいます。

その後、必要に応じて Nパネルで X座標を 0 にします。


方法2:Nパネルで座標を確認する

編集モードで中心線の頂点を選択し、Nパネルを開きます。

Nキー → Item → Transform

X座標が 0 になっているか確認します。

必要に応じて、X の値を 0 にします。

X = 0

この作業を一度行ったうえで、Merge と Clipping を有効にすると、以後の編集で中心線が崩れにくくなります。


7. 推奨設定

キャラクターの左右対称モデリングでは、基本的に以下の設定がおすすめです。

Mirror Axis: X
Merge: ON
Clipping: ON
Merge Distance: 0.000001 m ~ 0.000005 m

中心線が結合されない場合だけ、Merge Distance を少し大きくします。


8. 注意点

Merge Distance を大きくしすぎると、意図しない頂点まで結合されることがあります。
その結果、口、鼻、指、服の細かい部分などでメッシュが崩れる可能性があります。

特にキャラクターの顔では、中心線の近くに頂点が密集していることが多いため、Merge Distance は慎重に調整します。

また、Clipping を有効にした状態では、中心線に吸着した頂点をミラー面から離すことができなくなる場合があります。
中心線から頂点を再び離したい場合は、一時的に Clipping を無効にしてから編集します。


9. Modifierの順番にも注意する

Subdivision Surface を使っている場合は、Modifier の順番にも注意します。

基本的には、次の順番が扱いやすいです。

Mirror

Subdivision Surface

先に Mirror で左右を作り、その後に Subdivision Surface で滑らかにする方が、中央線のつながりを確認しやすくなります。


10. まとめ

Mirror Modifier を使ったキャラクターモデリングでは、中心線の頂点が少しずれるだけで、中央に割れ目や凹凸が出ることがあります。

この問題を防ぐには、Mirror Modifier の以下の設定が有効です。

Merge: ON
Clipping: ON
Merge Distance: 小さめに設定

ただし、Clipping と Merge は「すでに崩れた中心線を完全自動で修正する機能」ではありません。
正確には、中心線付近の頂点をミラー面に保ち、近接した頂点を結合しやすくする機能です。

そのため、すでに中央線が乱れている場合は、まず中心線の頂点を X=0 にそろえ、その後に Merge と Clipping を有効にすると安定します。


【注意点・例外】

  • Merge Distance を大きくしすぎると、意図しない頂点まで結合されることがあります。
  • Clipping は編集モードでの中心線維持に有効ですが、すでに大きくずれた頂点を完全自動で戻すものではありません。
  • Mirror Modifier はオブジェクトの Origin を基準に動作するため、Origin がずれていると中心線もずれて見えます。
  • BlenderのバージョンやUI表示名によって、Merge Distance / Merge Limit の表記が異なる場合があります。
  • 厳密なトポロジー設計やリギング前提のメッシュでは、専門的なモデリング判断が必要になるため、必要に応じて専門家に確認が必要です。

【出典】
Blender公式マニュアル:Mirror Modifier

【確実性: 高】

2026/04/26, KenJin

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA