Blender 5.1のPaint機能を整理する

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Solidでは見えるのにRenderでは見えない理由と、Paintingごとの用途の違い

Blenderでキャラクターや小物を作っていると、Sculpting画面やVertex Paint、Texture Paintなど、複数の「Paint」機能に出会います。

一見すると、どれも「モデルに色を塗る機能」に見えます。
しかし、BlenderのPaint機能は、すべてが最終レンダーで見せるための色を作る機能ではありません。

中には、作業中の確認をしやすくするためのPaint、ShaderやGeometry Nodesを制御するためのPaint、BoneやModifierの影響範囲を決めるためのPaintもあります。

そのため、Blenderでは次のような現象が起こります。

Sculpting画面やModeling画面のSolid表示では塗った色が見える

Rendered表示に切り替えると、その色が見えない

これはPaintが失敗しているのではなく、Solid表示とRendered表示が見ている情報が違うことが原因です。


1. Solid表示とRendered表示は目的が違う

Blenderの3D Viewportには、Solid、Material Preview、Renderedなど複数の表示モードがあります。

Image

Solid表示は、モデリングやスカルプト作業をしやすくするための軽い作業用表示です。Blender公式マニュアルでも、Solid Shadingはモデリングに適した表示、Renderedはレンダー結果を確認する表示として説明されています。

一方、Rendered表示は、CyclesやEeveeなどのレンダーエンジンを使い、基本的には マテリアルノード、ライト、環境設定の結果 を表示します。

そのため、Solid表示で見えている色が、必ずしもRendered表示に出るとは限りません。


2. Blender 5.1ではSolid表示の色設定は「Object Color」で切り替える

Blender 5.1では、Solid表示の色の見え方は、3D Viewport右上の Viewport Shading ポップオーバー内にある Object Color で切り替えます。

Image

操作手順は次の通りです。

3D Viewport右上

Solid表示アイコンを選択

Solid表示アイコン横の小さい▼を開く

Viewport Shadingポップオーバー

Object Color を変更

Blender 5.1のObject Colorには、以下の選択肢があります。

Object Color用途
MaterialマテリアルのViewport Display色をSolid表示に使う
ObjectObject Properties > Viewport DisplayのObject Colorを使う
Randomオブジェクトごとにランダム色で表示する
AttributeColor Attribute / Vertex Paintなどの属性色を表示する
Textureテクスチャ画像をSolid表示で確認する
Custom指定した単一色で表示する

公式マニュアルでも、Solid表示の色設定としてMaterial、Object、Random、Attribute、Textureなどの表示方法が説明されています。


3. Sculpting画面とModeling画面で結果が違うわけではない

Sculpting画面でPaintした色が、Modeling画面のSolid表示でも残っているなら、Paint結果は消えていません。

ただし、Sculpting画面とModeling画面では、それぞれの3D Viewportの表示設定が異なる場合があります。

たとえば、Sculpting画面ではObject Colorが Attribute、Modeling画面では MaterialCustom になっている場合、同じオブジェクトでも見え方が違います。

つまり、Sculpting画面とModeling画面で表示具合が違う場合でも、それはデータが違うのではなく、Viewport ShadingのObject Color設定が違う可能性があります。


4. Faceに割り当てたマテリアル色がSolidで見えない理由

Edit ModeでFaceを選択し、Material Slotからマテリアルを割り当てると、面ごとに色や質感を分けることができます。

しかし、Solid表示でその色が必ず見えるわけではありません。
Solid表示のObject Colorが Material 以外になっている場合、faceに割り当てたマテリアル色が表示されず、シンプルな単色表示に見えることがあります。

マテリアルによるface色分けをSolid表示で確認したい場合は、以下のように設定します。

Viewport Shading

Solid

Object Color

Material

一方、Sculpt PaintやVertex Paintで塗ったColor Attributeを確認したい場合は、以下です。

Viewport Shading

Solid

Object Color

Attribute

Texture Paintの結果をSolid表示で確認したい場合は、以下です。

Viewport Shading

Solid

Object Color

Texture

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