14. 推奨する制作ワークフロー
実際に樹木モデルを制作する場合は、次の順序がおすすめです。
Step 1:Tree Factory Presetを選択
目的とする樹種に近い形状から開始します。
Step 2:幹を調整
Tree Height、Base Radius、Trunk Bulgeなどを設定します。
Step 3:主枝と子枝を調整
枝の数・長さ・分岐階層・方向を調整します。
Step 4:樹冠を調整
樹冠全体の幅・高さ・扁平さを設定します。
Step 5:根と樹皮を設定
地面との関係や表面の質感を調整します。
Step 6:葉を生成
Leaf Preset、枚数、配置方法を指定します。
Step 7:Live Editで調整
生成された葉の大きさ・分布・方向・材質を調整します。
Step 8:Presetとプロジェクトを保存
パラメータ再利用のためにPresetを保存し、生成Objectを含めて.blendファイルも保存します。
Step 9:必要に応じてMeshへ変換
編集・出力先の要件に応じて、樹木や葉を実Meshに変換します。
15. トラブルシューティング
Q1. Nメニューにアドオンが表示されない
アドオンがEnableになっているか確認してください。
また、3D Viewport上でNメニューを開いているか確認してください。
Enableでエラーが出た場合は、BlenderのSystem Consoleでエラー内容を確認します。
Q2. Treeを生成できない
Tree Target、使用中のScene、設定値を確認してください。
エラーが続く場合は、Factory Presetを適用してからNew Treeを実行し、最小構成で再確認します。
Q3. 葉が樹木に配置されない
Placement MethodがTree Branchesになっているか、対象のTree Modelが正しく選択されているか確認してください。
「Use Selected Tree」を利用して、対象樹木を明示的に設定できます。
Q4. 葉のパラメータを変更しても反映されない
対象のLeaf PatchまたはLeaf Pointsが選択されているか確認します。
Live EditがOFFの場合は、Patch ManagementのUpdate Active Patchを使用してください。
Q5. Help Viewerが表示されない
3D Viewport内でHelp Viewerを実行しているか確認します。
Viewportが狭い場合は、表示領域を広げて再度実行してください。
Q6. 樹木や葉の数が増えると重くなる
以下の設定を確認してください。
- Treeの枝の階層数・最大枝数
- Mesh Qualityの解像度
- Voxel Size
- 葉の生成枚数
- 葉の実Mesh変換の有無
複雑なモデルを作成する場合は、少ない枝数・葉数で形状を確定してから段階的に増やすことを推奨します。
16. 【注意点・例外】使用上の注意
Blenderの対応バージョン
本バージョンはBlender 5.1を対象として設計されています。
他のBlenderバージョンでの動作については、別途確認が必要です。
Geometry Nodesの更新
Formula Modelの再生成、GNのRebuild、Push Inputsは異なる操作です。
GNの再構築前には、現在のプロジェクトを保存してください。
PresetとObjectの管理
Presetの保存だけでは、Object、Material、親子関係、配置済みPatchなどの全データをバックアップしたことにはなりません。
完成したモデルは.blendファイルとして保存することを推奨します。
Meshへの変換
Mesh変換後は、変換前と同じ編集操作が利用できるとは限りません。
TreeではKeep Procedural Sourceを有効にすることで、変換元を保持する構成を選択できます。
動作検証の状況
v0.3.1はPython構文、既存クラス・Operator・Property保持、Extension Manifestなどの静的検査が実施された版です。
一方、Blender 5.1上での実際のEnable、Help Viewer表示、Tree/Leaf生成などのGUI回帰試験は、この取説作成時点では未確認です。
そのため、操作説明は実装コードに基づく仕様説明であり、全機能の実機動作を保証するものではありません。
17. まとめ
KJ Tree+Leaf Designerは、樹木と葉を個別にデザインし、それらを組み合わせて植物モデルを構築するためのBlender Extensionです。
Tree Designerでは幹・枝・根・樹皮を、Leaf Designerでは葉の形状・枚数・分布・材質を調整できます。
また、Scene/Model/Partsの管理機能により、複数の植物モデルを含むSceneでの編集作業にも対応しています。
Presetを出発点として形状を作り、必要に応じてLive EditやGeometry Nodesを利用することで、細部まで調整した樹木モデルを制作できます。
【根拠】 本記事はKJ Tree+Leaf Designer v0.3.1の配布ソース(__init__.py、kj_tree_core.py、kj_leaf_core.py、kj_forest_help.py)と同梱README、検査資料に基づいて作成しています。
【確実性:中】 UI名称・操作項目・コード上の機能仕様は確認済みですが、Blender実機での動作は未確認です。


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